ソファベッドって本当にいいの?今回は、そんな風に思ったあなたにぜひ読んでいただきたい内容です。
ソファベッドは、寝心地が悪そうといったイメージもありますが、お部屋によっては1台で2度おいしい、ということがたくさんあります。そのメリットやデメリットは、ソファとベッドのどちらを中心に生活するのかによって変わってきます。
基本的に、ベッド中心で使うためにソファベッドを選ぶ方はほとんどいません。
所詮は簡易的なベッドですので、寝心地のことを考えると、ベッドを買う方が断然いいのはあたり前。ベッドは1日の約1/3をすごす場所ですので、寝心地をしっかり優先しなければいけません。
ですから、「一人暮らしで部屋が狭いので、昼はソファ、夜はベッドとして使いたい」なんていうのは現実には無理なのです。結局どちらも快適に使えない、ということを知っておいてくださいね。
目次
まずは、ソファベッドのメリットとデメリットについてざっくりとご紹介します。
「ざっくりと」というのは、実はソファベッドを購入する目的や使い方によって、それらは変わってくるからです。そのことについては後述しますね。
ソファベッドのメリット
ソファとベッドの2つを買わなくてすむ
ソファとベッド両方を使いたくても、部屋が狭くて2つは置けないという場合に便利です。1台でいいのでコストも安くてすむのも大きなメリットですね。
ただ、最初に説明したように、ソファベッドは毎日寝るためのベッドとしては不向きです。よほど寝心地にこだわらないという方にはいいでしょうが。。
来客時にベッドに寝かせてあげることができる
友人が泊まりにきた場合に、リビングで寝てもらうことってよくありますよね。そんな時にフローリングに直接布団を敷くよりは、ちゃんとベッドを用意してあげたいと思いませんか?
そんな時に、サッとベッドに切り替えることができるのは大きなメリットです。
部屋が広く使える
1台で済むのでその分部屋が広く使えます。
もともと幅が広いものが多いのでゆったりできる
昔からあるスタンダードなソファベッドは、背もたれを倒すだけのもの。ソファの幅がそのままベッドの長さになりますので、ゆったりとした設計になっています。
ですので、広げなくてもソファのままでゴロンと横になるのにも最適。ついついだらっとしてしまわないように注意ですね。
ソファベッドのデメリット
折りたたみ部分の寝心地が悪い
これはソファベッドについて回るデメリットです。いくら性能がよい商品でも、ソファとして使う独特のヘタレや経年劣化が起こります。へたれた部分の上に寝るのは、気持ちのいいものではありません。
ソファベッドの寝心地は、「折りたたみのタイプ」によって決まるといっても過言ではありません。素材の品質だけでなく、どうやって折りたたむのかも十分チェックしてくださいね。
→ 寝心地のいいソファベッドの選び方 知っておきたい4つのポイント
切り替えが面倒
ソファとベッドを別々に置くのと違い、いちいち切り替えが必要です。ものによっては、折りたたむ時に力がいったり、広げにくい仕様のものもあります。そういった手間は面倒でしょう。
このデメリットのために、結局ベッドとしては使わなくなった、という方もいらっしゃいますよ。
マットレスや布団をしまう場所が必要
ソファベッドに寝るときに敷き布団や掛布団がいることをうっかり忘れてはいませんか?それらを収納する場所が必要ですので、ご注意ください。
敷き布団やマットレスを敷かずに直接寝るという方もいらっしゃいますが、寝ている間の汗がどんどんソファにたまり、不衛生です。湿気でカビが生えることも。また、レザータイプのものだと汗でべとべとになることもあるのでお気をつけください。
ベッドにするときのスペースが必要
ソファベッドを広げてベッドにする時は、その分のスペースが必要です。最近では、座面のクッション部分を手前に引き出すタイプのものが人気ですが、それだとソファの前にかなりのスペースがいります。
センターテーブルなどはいちいち移動しないといけませんので、ちょっと手間ですね。
へたれやすい
ソファとベッドの両方の機能を備えがアイテムなので、中途半端な作りになっているのは仕方がないこと。意図せぬところに余計な負荷がかかったり、開閉の時の負荷もありますので単体のアイテムと比べるとへたれやすいと思っておきましょう。
風水的によくない
風水を気にされる方には、ソファベッドはおすすめではありません。どっちつかずのアイテムは風水では運気を下げてしまうといわれていますので、どちらかに絞って使うといいでしょう。
ソファベッドはこんな方におすすめ!
まずはシンプルにメリットとデメリットについて述べましたが、実はソファベッドを購入する目的により、上記のメリット・デメリットは変わってきます。
ソファベッドを購入する目的には、下記のようなものがあります。
- よく来客があるので、そのときのベッドとして使う
- 部屋が狭いので、ソファとベッドの両方が置けない
- リビングでちょっと休憩するために使いたい
- 寝室に行けないときの簡易ベッドとして使う
- 介護用のアイテムとして使う
よく来客があるので、そのときのベッドとして使う
友人やご両親が泊まりに来た時に、寝てもらう部屋がないことがありますよね。
そんな時にベッドとして使う方は多いでしょう。頻繁に来客があるようでしたら、あまり安いソファベッドだとヘタレなどで寝心地がよくありませんので気をつけましょう。
この場合は、ある程度の寝心地が必要です。「寝心地のいいソファベッドの選び方 知っておきたい4つのポイント」でも書きましたが、折り目の部分の凹みで不快にならないようにすることがポイント。
横に開くタイプだと左右の幅が異なるもの、もしくは座面を引き出して寝るタイプがおすすめです。
部屋が狭いので、ソファとベッドの両方が置けない
1人暮らしで部屋が狭いので、ソファベッドを購入するという方は多いでしょう。この場合、ベッドとしての機能もしっかりしているものがおすすめ。寝心地重視です。
おすすめは、「ベッドにしたときに、身体の部分にポケットコイルが来るようにデザインされたソファベッド」。良質なマットレスにも使われているポケットコイルをソファベッドにも取り入れた画期的なアイテムです。
これならベッドをメインとした使い方もできますよ。
→ 寝心地がいいデザインソファベッド【Ceuta】セウタ
ただ、座面を手前に引き出すタイプは、手前にかなりのスペースが必要となりますので、ソファベッドの配置などレイアウトに工夫が必要となります。
リビングでちょっと休憩するために使いたい
忙しいお母さんは、リビングでちょっと横になって寝たい、ということありますよね。ソファにゴロンと横になるものいいですが、さっとベッドに切り替えて、悠々と足を伸ばして寝られたら最高です。
私も子供が小さいころは、学校に行ったあとリビングのソファベッドを広げ、寝ころんでテレビを見ながら眠るのが唯一の楽しみでした。そういったつかの間の休憩にはピッタリのアイテムです。
この場合は、簡単に開閉ができるものがいいですね。女性でも開閉がスムーズにできるかどうかもチェックしておきましょう。
寝室に行けないときの簡易ベッドとして使う
例えば、お父さんがインフルエンザにかかってしまった!という場合。寝室で家族と一緒に寝るわけにはいきませんよね。
この時は「寝起きが楽」ということもポイントになります。
布団を敷いて寝るよりも、ベッドの方が高さがある分起き上がるのも腰かけるのも楽なので、身体の負担が少なくてすみます。
介護用のアイテムとして使う
おじいちゃん、おばあちゃんの介護をされている方にとってはソファベッドはとても役に立つアイテムです。
昼間は、おじいちゃんが寝ているベッドの横にソファとして。泊まることになった時は、開いてベッドにしてそこで寝てあげると、いざという時も安心ですよね。
寝泊りすることが多い場合は、幅の狭いセミシングルサイズのベッドも便利ですが、ソファベッドだと来客があった時に腰かけてもらうこともできます。
まとめ
ソファベッドは部屋が狭い方、来客用として購入される方が多いアイテムです。ベッド重視で使うなら、よほど寝心地のいいものを選んでおかないと、あとで後悔することになりますよ。
メリット、デメリットを理解し、「本当にソファベッドがいいのか」をよく考えてみてくださいね。