ソファベッドを買ったけれど、ベッドにしたときに寝心地が悪くて残念な思いをした、という方は多いでしょう。長年使っていると、クッションや折り目の部分が劣化して完全に平らにならないために、身体が斜めになったりするからです。
そもそも1台で2通りの使い方をしようと思うと、そこまでの寝心地を追求することは難しいものです。
→ ソファベッドって
けれど、急な来客時や、ちょっと横になりたい時、またインフルザなどで寝室で家族と一緒に寝られないような時に、ソファベッドはとても役に立つアイテムとなります。
実は、最近のソファベッドは快適に寝られるタイプのものが増えてきました。折りたたみ方に工夫があるのです。
こちらでは、寝心地のいいソファベッドの選び方のポイントをご紹介します。
目次
1. 折り目が身体の中心に来ないものを選ぶ
背もたれと座面を開いてベッドにすると、寝た時に折り目の部分がちょうど身体の下に来るものがありますよね。
特に、ベッドにしたときに中央に折り目がくるものは、身体が斜めになりとても寝心地が悪くなってしまいます。
また、ソファとして使う時間が長い場合、その折り目の部分のクッションがどんどん劣化し、広げた時の凹みも大きくなります。いくらその上に布団や敷きパッドを乗せても身体がまっすぐにならず、ぐっすり眠れません。
折り目が寝た時の身体の中央に来ないものを選ぶことがポイントです。
開いた時の折り目の幅がちがうもの
こちらの写真のように、開いた時に折り目が中央からずれていると、身体の沈み込みが少なくてすみます。身体も傾きにくく広い面でゆっくり眠ることができます。
身体に垂直に折り目がくるもの
この写真のように、座面部分を手前に引き出すタイプは、折り目が身体に垂直にくるようになります。そのため身体が斜めに沈みこむこともなく、より快適な寝心地が得られます。
最近ではこちらのタイプが人気で、よく売れています。
2. ベッドにも適したクッション素材が使われているものを選ぶ
ポケットコイル
ベッドのマットレスには、耐久性が高く、身体の凹凸にフィットしてくれるポケットコイルなどのバネが使われています。寝心地を追求するなら、そんなポケットコイルが使われているソファベッドを選びましょう。
ソファベッドは折りたたみなどの動作が入るので、ポケットコイルが入っているものは少ないのです。
良質なポケットコイルは、体型や姿勢の凹凸にフィットし、寝た時にかかる腰や背中の負荷をバランスよく分散してくれるので、快適に眠ることができますよ。
上質なウレタン素材
上質なウレタン素材でできたソファベッドもおすすめです。
座面や背もたれのクッションが柔らかすぎると、寝た時に腰が疲れ、硬すぎると寝心地が悪くなります。座り心地と寝心地の両方が求められますので、ウレタンの質には注意が必要です。
ウレタンの質によって耐久性も異なりますので、ウレタンの密度などもしっかり確認しておきましょう。
3. ソファの座面とベッドの表面が入れ替わるタイプを選ぶ
ソファの座面がそのままベッドの表面になるものだと、クッションの経年劣化の影響を受けやすくなり、いい寝心地は長続きしません。
最近人気の座面を手前に引き出すタイプのソファベッドがおすすめです。
このタイプだと、普段ソファとして座る座面とベッドの表面とは違う面になりますので、ソファ時のクッションが劣化してもそれほど影響をうけません。
ただ、手前に引き出すだけのスペースが必要となります。狭い部屋では、それがデメリットになることもあるでしょう。
4. 表面の張地を清潔に保てるものを選ぶ
ソファベッドは、ソファとして使っている間に汚れや匂いがつきやすいもの。そうなると、ベッドにしたときに汚れや匂いが気になり、ぐっすりと眠ることはできません。
お手入れがしやすく、表面を清潔に保てる張地を選ぶことも、寝心地のよさにつながるのです。
以下に、ソファベッドの張地の種類とメリット、デメリットをまとめてみました。
素材 | メリット | デメリット |
布 |
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本革 |
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合皮 |
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ソファベッドに主に使われるのは、布(ファブリック)か合皮がほとんどです。
その2つを比べてみると、表面を清潔に保てるのは、お手入れがしやすい合皮です。
布の場合は、カラーやデザインも多く温かみもあるのですが、汚れや匂いがついてしまうと、寝た時に不快な思いをするでしょう。また、湿気の影響も受けやすく、生地の隙間からダニが入り込む可能性もあります。
布の場合、カバーが洗えるカバーリングタイプのものがあればそれがオススメ。そうでなければ表面にソファカバーをかけるなどして汚れ対策をしておきましょう。
まとめ
ソファベッドの寝心地を考えるとき、どのくらいの頻度でベッドとして使うのかを考えることが大切です。
頻繁にソファとベッドを切り替えて使う場合は、上記のポイントをしっかり押さえて選ぶことが重要。
たまの来客時にだけベッドにする、というような場合はソファとしての使い心地をメインに考え、上記のポイントのうち、1つか2つを押さえておけば、対処できるでしょう。
これらのポイントを押さえた、寝心地のいいおすすめのベッドを見たい方はぜひこちらもご覧ください。
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