収納付きベッドは、狭い部屋ではとても重宝しますよね。
ただ、「なんとなくたくさん入りそう」という感じで選んでしまい、結局しまいたいものがしまえなかった、という経験はありませんか?実際に収納スペースを100%フル活用できている方は少ないのではないでしょうか。
また、部屋のレイアウトによっては開け閉めがしにくくなり、ストレスを感じてしまうこともあります。
収納ベッドを選ぶときには、「収納スペースがフルに活用できるか」「収納するときの使い勝手がいいか」の2つのポイントが重要なのです。
こちらでは、収納力や使い勝手が120%よくなる「収納ベッドの選び方のコツ」をご紹介します。
収納ベッドの選び方のコツ
基本的には、考えないといけないことは下記の5つです。
- 何をどのくらいの量しまうのかを考える
- 湿気対策はできるか
- どのくらいの頻度で出し入れするか
- 部屋の状況はどうか
- 細かい寸法や機能をチェックし、ぴったりのものを選ぶ
それぞれについて見ていきましょう。
何をどのくらいの量しまうのかを考える
収納付きベッドにしまうものには、下記のようなものがあげられます。
- 洋服や下着などの衣類
- ベッドリネンなどの寝具
- カバン、バッグ、スーツケースなど
- ミシン・ホットプレート・扇風機などの電化製品
- おもちゃ、本・CD・DVD・アルバム
- 使わないカーペット
※インテリア風水では、ベッドの下にしまうものによって運気が変わるとも言われています。
ベッドの下にしまいたいものと、その量は人それぞれでしょう。
大切なのは、それがきっちりと収まる収納スペースがベッドの下にあるかどうかです。
そのために、まずはあなたが収納したいものをリストに書き出しておきましょう。一度すべて床に並べて、本当に必要かどうかをチェックするのもおすすめです。その時点で捨ててもいいと思ったものは、これを機に捨ててしまいましょう。
何をどのくらいの量しまうのかを、最初にちゃんと把握しておくことで、収納スペースの無駄も省けますよ。
湿気対策はできるかどうか
収納付きベッドで注意したいのが「湿気」です。
クローゼットやチェスト、タンスなどと比べると、収納付きベッドは湿気が多いのがデメリットです。
この場合、湿気は床やカーペットからでは来るのではありません。
寝ている間にかいたコップ1杯ほどの汗がマットレスにしみ込み、マットレスから床板を通して湿気が下に伝わってくるのです。
ですので、湿気に弱い物(革製品など)をしまうのはあまりおすすめではありません。
湿気対策にはいろいろな方法があります。
床板がすのこになっている収納付きベッドにする
通気性がいいので、湿気がたまりにくくおすすめです。
マットレスの代わりに布団を使う
床板の上に布団を乗せて使える収納付きベッドもおすすめです。布団なら汗をかいたら手軽に干せますので、湿気をその都度取り払うことができます。なによりカラッと快適に寝られるというのもポイントです。
ただ、布団を使う場合は、耐荷重が高い(強度がある)フレームや床板が必要になります。
除湿シートを使う
マットレスからの湿気が伝わってこないよう、除湿シートをベッドパッドなどにはさんで寝るようにしましょう。
収納スペースに除湿剤を入れる
一番効率よく、直接的に収納スペースの湿気が取れます。
どのくらいの頻度で出し入れするかを考える
中にしまうものをどのくらいの頻度で出し入れするかを考えておきましょう。
毎日のように使う
衣類、とくに下着などをしまう場合は、毎日のように収納スペースを開け閉めすることになります。この場合は、使いたいところだけを開け閉めできる引き出しタイプがおすすめです。
中でも、フルスライドレールといって、引き出しにスライド式のレールがついたタイプは、とても滑らかに動くのでストレスがありません。
週、月単位で使う
毎日とまではいかないけれど、週や月単位で出し入れする場合も引き出しの方が便利でしょう。ただ、カバンやバッグのように高さやマチの幅があるものは、引き出しにも深さが必要です。
跳ね上げ式ベッドの横開きタイプも、しまったものが取り出しやすいのでおすすめです。
年に何回かしか使わない
季節外れのアイテムをしまう場合は、ガス圧式の跳ね上げ収納ベッドがおすすめです。
深さもありますし、ベッド下がまるまる収納スペースになりますので、かなりの大容量が収納できますよ。
部屋の状況はどうかを考える
収納付きベッドを置く場合、引き出しが開けやすいか、跳ね上げ式の床板を持ち上げやすいかなど、使う場所の状態も確認しておくことが大切です。
引き出しタイプの場合は、引き出す分のスペースの確保が必要になります。その部分が狭いと、引き出しの奥のものが取り出しにくく、ストレスになるでしょう。
跳ね上げ式の場合は、持ち上げるための人の立ち位置の確保が必要になります。
収納を使っているところをしっかりとイメージし、使い勝手を考えましょう。
細かい寸法や機能をチェックし、ぴったりのものを選ぶ
最後に、しまいたいものがすっきりと入る寸法をチェックしましょう。
大型のLLサイズのスーツケースだと、横に寝かせた場合でも高さが約31cmくらいです。それがすっきりと収まる35cm以上の深さの収納スペースが必要になりますね。
ゴルフバッグや扇風機、ミシンなどの電化製品の場合も同じです。
季節外れの布団などは、圧縮袋に入れることもできますので、圧縮したときの幅なども確認しておきましょう。
まとめ
以上の5点をチェックして収納付きベッドを選ぶと、しまいたいものがしまえなかった、という悲劇や無駄なスペースができたりすることはありません。また、出し入れがしやすく、使い勝手のいい便利なアイテムになりますよ。