ベッドの色選びって意外と難しいと思ったことはありませんか?面積が少ないとはいえ、もっと明るい色のフレームにしておけばよかった!と失敗した経験もあるでしょう。
寝室のカラーコーディネートを考える場合、シーツ枕カバーなど、リネン類の色の印象が強くなりがち。ベッドフレームの色まであまり気にしないという方も多いようです。
それでもフレームの面積が広いと、その色でお部屋の印象もかなり変わってきます。フレームの色が大きく影響するのは、具体的には下記のようなベッドです。
- ヘッドボードが大きいベッド
- チェストベッド
- スチール・パイプベッド
- ステージベッド
- パレットベッド
こういったベッドは、フレームの色選びも重要。今回は、その色選びに役立つテクニックをご紹介します。
(※フレームの面積が大きいベッドに限ります。ヘッドがないタイプや布団でフレームが見えなくなるものは、それほど色に固執する必要はありません。)
目次
「床合わせ」テクニック
あなたのベッドルームの床の色(フローリングの色)は何色ですか?まずはそれをチェックすることから始めましょう。
ベッドのフレームは木製のものが多く、色も「ブラウン」「ナチュラル」「ホワイト」「ブラック」がメインです。
同じ木製のもの同士は、木目の感じでバランスをとるのは、かなりの高級テクニックとなります。「色」でバランスをとるようにすると、スムーズにいくのです。
ベッド以外の家具も、まずは床(フローリング)の色に合わせていくのが基本です。
明るい床に明るい色のフレーム
明るいフローリングに同じ明るい色のフレームのベッドを置くと、部屋を広々と見せる効果があります。
また、木部の色がそろうことで、ベッドリネンや他の小物のアレンジがしやすくなるのもポイント。
例えば、上の写真。フローリングとフレームが同じような明るい色なので、ラグや白いシーツ、観葉植物のグリーンが目立ちます。
カラフルなシーツを使いたい場合も、難しく考えなくてもすみますので、失敗することがありません。
明るい床に暗い色のフレーム
明るい床に暗い色のフレームのベッドを合わせると、フレームの形がくっきりと印象に残ります。
特に、ヘッドボードや脚のイメージは鮮明に残ります。他にデザインの凝った家具がある場合、その家具のイメージをつぶしてしまうかもしれませんね。
明るい床に濃いめの色のフレームを選ぶ場合は、存在感が強くなるか、もしくはベッド自体が浮いたような印象になります。ベッド自体を引き立て、空間を引き締めたい場合におすすめです。
暗めの床に明るい色のフレーム
ベッドを床よりも明るい色にすると、ベッド自体が軽く見えることもあります。
暗い色の床は、もともと床自体に高級感のあるものが多いので、明るいフレームでも安っぽいものは厳禁!
天然木に近い素材かレザーなどの高級感あるフレームを選びましょう。
暗めの床に暗い色のフレーム
もともと暗く濃い色の床を選ぶ方は、かなりおしゃれなインテリア上級者でしょう。
濃い色の床は、ベッド自体を高級に見せてくれるというメリットもあります。ただ、背が高いベッドだと部屋の中で濃い色の面積が大きくなるので、重たくなりがち。
ヘッドボードは低めのものを選ぶといいでしょう。木製のベッドだと、フローリングの色と同化しますので、上の写真のように、レザーなど違う素材のベッドにするのもおすすめです。
「壁合わせ」テクニック
床との色合わせを考えたら、次は背景になる壁の色との相性を考えることがポイント。特にヘッドボードの色選びが重要になります。
白い壁に白い色のベッドは素材で変化をつける
白い壁に白いヘッドボードだと、壁に同化したようなイメージでのっぺりと見えてしまいます。そんな時は、素材でアレンジするのがベスト。
この写真は壁とヘッドボードが同じ白色なので、一見壁の白い色に溶け込んで見えますね。
ヘッドボードの素材をファブリックにすることによって、その質感の違いが生かされています。
これは、同系色だからこそできるテクニック。まったく違う色だと、色の違いが目立ち、素材感を生かすことは難しいでしょう。
こちらの写真では、シーツなどのリネン類や小物も同じような色あいで統一しています。この場合も、ガラスやリネンの素材の違いが生かされ、とてもおしゃれな寝室になりますよ。
白い壁に暗い色のベッドはシーツとのバランスを考える
白い壁にダークブラウンやウォルナット、ブラックなど濃い色のベッドを合わせる場合、シーツとのバランスが重要です。
こちらは、白い壁にダークブラウンのベッドを合わせた事例。床の色も明るいですので、フレームの暗い色が引き締め効果抜群です。
鮮やかなモロッカン風のベッドリネンがその中でひときわ映えているものおしゃれですね。
このように、白く明るい壁に濃い色のベッドを合わせるのは、シーツカバーを際立たせる効果もあります。全体のバランスが良くなりますね。カバーの色やデザインと調和する色を選ぶのもポイントです。
暗い色の壁に明るい色のベッド
暗い壁というのはなかなかありませんが、アクセントクロスを使っておしゃれな寝室にしている方は多いでしょう。
その場合は、明るい色のベッドがデザイン性が強調されるのでおすすめです。特にパイプベッドなど。
この写真では、ヘッドボードの曲線が見事に生かされています!そのために壁をグレーにしたのかもしれませんね。
部屋の中で暗い色の面積が大きいと、全体的に重く閉鎖的なイメージになりますので、ベッドフレームは白やナチュラルカラーがおすすめ。
壁が濃いブラウンだと、ベッドは薄いナチュラルカラーや白にするといいですよ。
カラフルな色の壁の場合(アクセントクロスなど)
壁の色がカラフルな場合は、ベッドフレームやシーツの色など、全体のバランスを見ることが重要です。でもそれって、とっても難しいんですよね。
子供部屋をカラフルな色の壁にしたときに、家具の色に悩むのも同じことです。
基本的には、壁の色と同系色の色のベッドがおすすめです。が、カラフルな色のフレームってなかなか見つけるのも難しいでしょう。
一番合わせやすいのは「白」。
どんなポップな色とも相性がよく、明るい部屋になりますよ!
まとめ
ベッドの色は、基本的には床と壁の両方のバランスを考えて決めるのがポイントです。
ただ、壁の色はたいていの場合明るい色が多いですので、まずは床の色に合わせて選ぶとうまくいきますよ。