マットレスにカビが生える原因と3つのダメな使い方

カビが生えたマットレス

マットレスにカビが生えているのを見つけた時ほど、ショックなことはありません。

マットレスは、一番カビが生えてほしくないところで、一番除去が難しい場所でもあります。もし生えると、一晩中カビを吸いながら寝るという恐ろしいことに。。。

なぜマットレスにカビが生えるのか、その原因を分かりやすくご説明します。

カビはなぜ生える?

カビは、食品や衣類,木材や寝具など、生活のなかにある有機物質の上を覆う微生物の集まりです。

一度生えると、見た目にも気持ち悪いし、変色したり、いやな臭いまでしてくる。

薬や食品に利用されているカビもありますが、とてもじゃないですが良いイメージはありませんね。

 

実は、カビの胞子は地球上のあらゆる空気中に浮遊しています。

小さすぎて(2〜100μm)目には見えないだけなのです。

高温多湿の日本では、食品を放っておくと必ずと言っていいほどカビが生えますよね。それは日本の気候がカビが生える条件にぴったりと合っているからなのです。

 

カビが生える条件

カビが生えるには、条件があります。

  1. 空気…… 酸素
  2. 温度…… 20〜30℃がベスト(春から秋)
  3. 湿度…… 80%以上
  4. 養分…… ホコリ、人の汗・脂・フケ・アカなど

 

もし、あなたの寝室が上記の条件に当てはまるなら、カビがとても生えやすい環境で寝ているということになります。

逆に、上の4つの条件がそろわないようにしておけば、カビは生えないということなのです。

 

では、マットレスにカビが生える原因を詳しく見ていきましょう。

1. 空気(酸素)

これは生活において排除することはできません。マットレスにカビが生える原因からも一旦外しておきましょう。

2. 温度(20~30℃)

カビが生えるのは夏のイメージが強いですよね。夏、クーラーを消したときの暑い部屋は、カビが生えるのに最適な環境だといえます。

春や秋の爽やかな気候でも、日中はこのくらいの気温になることもあります。

冬は意外と油断しがちなのですが、暖房をきかせた寝室では、軽く20℃はクリアしているのではないでしょうか。

結果的に、一年を通してカビが生えやすい温度になっているということになります。ショック!

かといって、クーラーをつけて温度を下げるというわけにもいきません。

要は、残りの2つの条件に注意することになります。

3. 湿度(80%以上)

梅雨の時期は心配ですよね。部屋にいてもじめじめと不快感があるなら、カビにとっては好条件です。

夏も同じ。寝ている間にかいた寝汗で、マットレスの周りは湿度が高くなっています。

冬は、乾燥気味なのでカビは生えにくい季節です。ただ、注意したいのは「加湿器」と「結露」。乾燥を防ぐあまり、加湿器をフル活用していると、カビはどんどん増えていくのです。

また、結露などによる湿気をためておくのもタブー。じめじめした場所には扇風機を使って風を送るのもいい方法です。

4. 養分(ホコリ、人の汗・脂・フケ・アカなど)

マットレスの上は、カビのエサとなる養分がいっぱい。代謝のいい子供さんは、特に汗や脂に気をつけましょう。

また、ベッドの上に食べこぼしのカスが落ちているなんてもってのほか!カビにエサを与えているようなものですよ。

養分が原因の場合、マットレスを清潔に保つことで、かなりカビの発生を抑えることができます。マメにシーツなどのベッドリネンを洗濯したり、マットレスにも掃除機をかけるようにしてください。

 

マットレスの場所別に原因を見てみよう

マットレスの表面にカビが生える原因

表面に生えたカビは、4.の汗や脂、ほこりやアカなどを放っておくことが主な原因です。

ボックスシーツを頻繁に洗濯したとしても、繊維の間からほこりは落ちていきますので、シーツを外したあと、マットレスの表面のほこりを掃除機で吸い取っておきましょう。

マットレスの側面にカビが生える原因

見落としがちですが、マットレスの側面にもカビは生えます。

それは、窓際にベッドを置いている場合の結露が原因。

また、壁にぴったりとつけている場合は、すき間にたまったほこりや壁の湿気も、カビの原因となります。

ベッドは空気の通り道を作れるよう、壁や窓から少し話して置くのがポイントです。

マットレスの裏側にカビが生える原因

寝ている間にかいた汗は、マットレスの下へ下へと降りていきます。

ずっとマットレスを敷きっぱなしにしていると、裏側に湿気がこもり、カビの原因となります。

すのこベッドの場合、通気性がいいのでつい安心しがちですが、実はすのこは吸湿性が高いものが多く、カビが生えやすかったりします。

また、床にべた置きのフロアベッドは、すのこの下にも湿気の逃げ道がなく、どんどん湿気がたまる一方です。

時々マットレスを上げて、裏側の風通しをよくしてあげましょう。

 

さらに、すのこの下まで掃除する人は少なく、ベッドの下にたまったほこりやフケ・アカがカビの原因になることも。マットレスを上げたら同時に掃除機をかけるなどして、清潔にしておきましょう。

 

マットレスにカビが生えるダメダメな使い方

以上のことを踏まえて、マットレスにカビが生えるダメダメな使い方を見ておきましょう。原因が分かると「ナットク!」ですよね。

床にマットレスを直置きしている

汗や湿気の逃げ道がないので、カビにとっては好条件です。

何年間もマットレスの向きを変えずに使っている

同じ場所に何年も寝続けると、汗がたまる場所も分散できず、一部分に湿気がたまりやすくなります。マットレスは2,3ヶ月おきに向きをかえるのがコツ。

ベッドのそばに加湿器を置いて寝ている

乾燥対策は大切ですが、マットレスにとってはあまりいい環境とはいえません。睡眠中の乾燥がひどいときは、濡れマスクなどを使うのもおすすめです。

まとめ

最後に、もう一度マットレスにカビが生える原因についてまとめておきますね。

  • 空気中の酸素や、人が生活する温度は、カビが生える要因となるが、これは生活に必須なのでどうにもできない。
  • 加湿器や結露による湿度はカビの大きな原因。必要以上に加湿しない。
  • ホコリや汗、アカもカビの原因。マットレスの周りを常に清潔に保つようにする。

 

また、マットレスだけでなく、ベッド周りにはカビが生えやすい「カビゾーン」というものがあります。湿気とカビのこと、ちゃんとした知識を持ち、きちんと対策をしていきましょう。

(参考)ベッドの「湿気」と「カビゾーン」の話~正しい知識で賢い対策!

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