折りたたみベッドでどんなモデルがおすすめなのか、購入をお考えの方は気になるところでしょう。
前回は、折りたたみベッドのメリットとデメリットについて書きました。
簡易的なベッドとはいえ、そのメリットを生かし、またデメリットは少しでも解消できるアイテムを購入したいですよね。
総合的に考えると、以下のポイントを押さえた折りたたみベッドがおすすめです。
- 寝心地がいい
- 開閉がしやすく、使い勝手がよい
- 見た目がおしゃれ
- 快適なリクライニング機能
- 通気性がいい
それぞれのポイントごとにおすすめのアイテムをご紹介します。
寝心地がいい折りたたみベッド
折りたたみベッドはどうしても「寝心地が悪い」という印象があるでしょう。中でも、すのこのフレームの上に布団を乗せて使うタイプのものは、布団で寝るのと同じ感覚ですし、安定感も悪いので寝心地はいいとは言えません。
寝心地の良さを求めるなら、マットレス付きの折りたたみベッドがおすすめです。
ただ、折りたたみベッドの場合、一般のマットレスのようにポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリングタイプはありません。折りたたみには不向きですので。
ほとんどは、中にウレタンフォームが使用されています。
好みの寝心地に合わせて「低反発」「高反発」「身体を点で支えるウレタン」の3点の中から選ぶのがおすすめです。
低反発マットレス
低反発マットレス付き折りたたみベッド【Levita】レヴィータ
もともとNASAが宇宙開発のために開発した技術を応用したのが、低反発ウレタン。枕ではテンピュールなどが有名ですね。
身体にかかる荷重を分散し、じんわりと身体を包み込むような寝心地が得られます。少し柔らかいのも特徴です。
こちらの折りたたみベッドに付属のマットレスは、厚みも9cmとボリュームがありますので、しっかりとした安定感がありますよ。
高反発マットレス
高反発マットレスはクッション性と復元力に優れています。体圧が均一に分散するので、理想的な寝姿をキープ。安定感のあるしっかりとした寝心地が好きな方におすすめです。
また、厚みが10cmと分厚いタイプですので、マットレスの底つき感もありません。腰痛をお持ちの方は、沈み込むような柔らかいマットレスは不向きですので、こちらの高反発タイプがおすすめです。
身体を点で支えるウレタンマットレス
こちらの商品は体圧分散に優れたプロファイルウレタンのマットレスがセットになっています。
厚みも十分にありますし、表面がぼこぼことなっていて、東京西川の「エアー」シリーズのようなイメージでしょうか。寝心地はとても快適!通気性も高いので熱もこもりにくくなっています。
また、厚みはなんと12cm。かなりのボリュームがあり、マットレスベッドに寝ているような感覚です。
カバーが洗えるので、汗かきな男性や子どもでも清潔に使えるのも嬉しいですね。
開閉がしやすく、使い勝手がいい折りたたみベッド
畳んだり広げるときに、手や指をはさんでケガをした、という経験はありませんか?また、たたんで置いていたベッドが倒れてくるのも危険です。
特に高齢者の方やお子さまは注意が必要ですよね。
楽に開閉ができる
低反発マットレス付き折りたたみベッド【Levita】レヴィータ
こちらの動画のように、女性でも楽に折りたたみができるのは、開閉部分のバネに秘訣があるのです。
低価格の折りたたみベッドでは、コストダウンのためにバネの数を減らしているものもありますが、しっかりと4本のバネが使われているので、開閉も楽々。女性の一人暮らしにも最適です。
見た目がおしゃれ
折りたたみベッドは、どうしても開閉時の機能性が大切ですので、見た目のおしゃれ感がおろそかになりがちですが、最近ではインテリア通もうならせるおしゃれなアイテムが登場しています。
ブラックモダン リクライニング折りたたみベッド【Vencedor】ヴェンセドル
マットレスもフレームのスチールも黒で統一された折りたたみベッド。モダンインテリアやモノトーンインテリアを追求したい方におすすめです。
折りたたんだ時のフォルムまでスッキリと美しいのに脱帽です!
快適なリクライニング機能
折りたたみベッドのほとんどは、リクライニング機能がついていますが、タイプによってはあまりリラックスできないものもあります。
快適なリクライニングには、細かい角度の調整と、もたれたときの高さがポイントになります。
リクライニングにおいては、こちらが一押し!
ヘッドだけのリクライニングで4段階、背中全体を起こすリクライニングで14段階、そして脚部分も連動して角度が変わるので、自分にあった自由なスタイルでくつろげます。
頭までゆったりもたれることができると、テレビを見る時もとっても楽なんですよね。
通気性がいい
折りたたみベッドに通気性を求めるなら、すのこタイプのフレームのみのアイテムになるでしょう。
マットレスがセットになっているものは、マットレスにしみ込んだ汗や湿気はなかなか除去しにくいもの。すのこフレームの上に布団を敷くのが通気性を高めるには一番効果的です。
29枚の桐すのこで通気性抜群!折りたたみベッド【NOAH】ノア
こちらは、防湿・防カビに優れた天然桐のすのこを使用しています。湿気の多い日本で昔から使われていた桐は、吸湿性が高く、寝ている間の汗や蒸れを逃してくれ、さらさらと快適に使えますよ。
マットレスのような寝心地は得られませんが、湿気の多い部屋や、代謝が活発なお子さんや男性にはピッタリのアイテムです。
まとめ
すのこベッドを買う場合は、狭い部屋で使うケースがほとんどでしょう。
部屋を有効活用するために、どのくらいの頻度で折りたたむのか、部屋の湿気はどうか、寝心地を重視するのか、などご自分に必要な機能を事前に整理しておくと、失敗することもありませんよ。