折りたたみベッドの寝心地や使い勝手って気になりますよね。
見た目からして安定が悪そうですし、据え置きのベッドと比べると、劣化も早そうに感じます。
それでも、部屋が狭いとか、簡易的に使うために折りたたみベッドを考えている方も多いでしょう。今回は、そんな方のために折りたたみベッドのメリットとデメリットをご紹介します。購入前の参考にしていただけたら幸いです。
目次
折りたたみベッドのメリット
狭い部屋を有効に使える
部屋が狭く、「ベッドを置いたら生活に必要なスペースがなくなってしまう」という場合に、折りたたみベッドはとても重宝します。
また、布団をしまえる押入れがない場合にも便利でしょう。折りたたみベッドは、たたむと幅40cmくらいに収まるものが多く、部屋の端っこに置いておくと6畳の部屋でも残りのスペースをかなり有効に使えます。
広げた場合でも、フレームがない分、幅も長さもコンパクトに収まり、省スペースに使えるのは大きなメリットです。
ストレッチや運動をしたい場合、床に物を広げて作業をしたい場合など、床の面積を広く取りたいですよね。そんな時に、たたんで壁側にピタッとしまえ、床が広くなるるのは助かります。
子供部屋に置く場合、遊ぶスペースも広くとることができますね。
ベッドの下を思い切り掃除できる
据え置きタイプのベッドだと、ベッド下の掃除が不十分になりがちです。引き出し付きベッドで重いものだと動かすのも一苦労なので、置いてから何年もベッド下の掃除をしたことがない、という方も!
折りたたみベッドなら、畳んで移動したらベッド下を思い切り掃除できます。カーペットを敷いていても、掃除機ですっきりとキレイに!清潔な方にとって、このメリットは大きなポイントですね。
布団の湿気対策になる
よくあるのが、すのこタイプの折りたたみベッドに、布団を敷いて使うケース。折りたたみベッドだと、折りたたんだ上に布団を干しておくことができるので、敷きっぱなしのマットレスと比べると湿気は断然まし。
マンションで湿気が多い部屋では、布団を干せるというメリットが決め手になる方も多いようです。
マンションの規定などでベランダに布団が干せず、また押入れもないような部屋では布団の湿気も心配でしょうが、そんな悩みも解消できます。
リクライニング機能付きなら、ソファのようにくつろげる
折りたたみベッドには、リクライニング機能がついているものもあります。
リクライニングを使うと、カウチソファに座っているような感覚でくつろぐことができるので、寝る前の自分の時間をゆっくり有意義に過ごせますよ。
また、高齢者の方の介護用のベッドに購入される方も。リクライニングを使うと、身体を起こして食事をするのにも便利です。
急な来客も高さのあるベッドで寝てもらうことができる
急な来客用に布団を用意している方も多いでしょうが、地べたに寝ると気になるのが、ほこりやハウスダスト。
折りたたみベッドなら、いざという時に高さのあるベッドに寝てもらうことができますので、地べたが苦手な方にも喜んでもらえるでしょう。アレルギーをお持ちの方にとってもメリットとなります。
折りたたみベッドのデメリット
寝心地がよくない
折りたたみベッドは開閉することが前提ですので、床板の折り目の部分が凹みやすく、寝心地が悪くなることは避けられません。
また、床板もシンプルに作られていますので、寝ころんだ時の安定感も劣ります。
快適な寝心地を求めるなら、上に乗せるマットレスにこだわり、パイプ部分が太く安定感のあるものを選びましょう。
ギシギシというきしみ音が気になる
きしみ音はよくあげられるデメリットの1つ。
折りたたみベッドは、開閉や移動のことを考えて重量が軽くなるよう作られています。そのため安定性は悪く、寝返りを打った際にギシギシと音がなることも多いでしょう。
開閉する回数が多いと、金具部分も早く劣化していきます。そこがギシギシときしむことも避けられません。
折りたたみの時にケガをすることがある
折りたたみのタイプによっては、指を挟んだり、立てかけておいたベッドが倒れてきてケガをする危険もあります。スムーズに開閉できるものや、ストッパーがついた安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
特にお子さんが使う場合は要注意です。
折りたたみベッドを購入する理由
どんな場合に折りたたみベッドを購入するのか、理由の事例を挙げておきます。どんな方におすすめなのかもわかります。
- 義母が泊まりに来たときのベッドとして購入
- 介護用に部屋に置く補助ベッドとして
- ワンルームの狭い部屋に置きたいから
- 高い位置で寝たかった
- 地べたにマットレスを置いていてカビが生えたから
折りたたみベッドの口コミ
実際に使った方の口コミや感想もご紹介します。
- 通気性がいいので、汗かきな息子でも安心できる
- ギシギシと鳴ったり動いたりする
- たたむ機会はほとんどないので、金具のゆるみなどは気にならない
- 薄いマットレスがついているものは、すぐにへたり、処分するはめになった
- 折り目の部分が痛くて寝るのが苦痛になった
やはり音やへたりは注意すべきポイントですね。
まとめ
折りたたみベッドは、もともとはあくまで簡易的なベッドという考え方で作られたもの。
それでも、狭い部屋を有効活用したい場合や、地べたで寝るのがイヤな方には便利なアイテムです。
メリットとデメリットをよく理解し、選ぶ時の参考にしてくださいね。