「来月から東京に転勤してくれ。」こんな辞令が出るのも、サラリーマンの宿命ですね。もちろん「NO」とは言えず、泣く泣く家族と離れて暮らすお父さんも多いでしょう。
転勤族の場合は、大阪から名古屋、東京、愛媛など、全国各地を転々と単身で移り住むケースも多いですよね。
その場合、ベッドをどうするかは悩みどころ。他の家具と違って大きな買い物ですし、寝心地が悪いと仕事にも影響しますから。
また、これまで布団のお手入れやベッド周りの掃除など、すべて奥さんに任せていた方は、そういった手間ができるだけ少ないものがいいですよね。
単身赴任のベッド選びで押さえておきたいポイントは、以下のようなもの。
- 価格はどのくらいのものがいいのか
- 湿気やカビ対策はどうか
- 棚やコンセントなどの機能は必要か
- おすすめのサイズは?
- 収納つきにするかしないか
- 引っ越しやすさはどうか
- 布団とマットレスどっちがいいのか
お父さんが一人でもゆっくり寝られるための、おすすめのベッド選びについて見ていきましょう。
目次
【価格】単身赴任の期間に合わせて価格帯を考える
会社から転勤を言い渡される場合、転勤期間は短くて半年。長いと10年くらいになることがあります。
一般的には、お父さんの転勤期間が3年未満の場合に、単身赴任を選択する方が多いようですね。それ以上となると、離れて暮らすには長すぎますので家族みんなで引っ越しになるケースが多いでしょう。
半年くらいなら格安ベッドでOK
新規プロジェクトの立ち上げの間だけ、のようにごく短い期間だけ出向になるケース。単身赴任も半年くらいの短い期間なら、いつもと違う土地での生活を楽しめます。
この場合は、「ベッドを買わない」という選択肢もアリでしょう。布団だけなら家にあったものを持っていくこともできますし、新しく買って使い捨て、ということもできます。
もしベッドを買うなら、とにかく安いものでOK。家族で住む家には持って帰れませんし、処分するにもお金がかかるので、コンパクトなアイテムを選ぶべきです。
1年以上なら、マットレスの質を考慮
単身赴任が1年以上になる場合は、ある程度の品質が必要。寝心地が悪いベッドでずっと寝ていると、仕事以外のストレスまでたまってしまいます。
おすすめは「ポケットコイルマットレス」。
中のスプリングが独立しているため、身体を点で支えてくれ、体圧分散に優れているマットレスです。ポケットコイルの中でも、国産のものやスプリングの数が多いものなど、いろいろな種類がありますので、しっかりと選んでくださいね。
寝心地のいいマットレスで寝ると、仕事の疲れも取れ、一人暮らしのストレスを軽減する効果もありますよ。
【通気性】汗や湿気に強いすのこベッドがおすすめ!
奥さんと一緒なら、奥さんが定期的にマットレスや布団を干したりして湿気対策もしてくれるでしょうが、男性の一人暮らしとなるとそうはいきません。ましてや、単身赴任している方は仕事が忙しく、マンションは帰って寝るだけの場所となりなかなかお手入れができません。
また、男性は汗かきな方が多いので、夏の熱帯夜に汗をかいた布団をそのままにしているケースも想像できますよね。
奥さんがたまに掃除に行くと、ベッドはカビだらけ。。なんてことも!
単身赴任のお父さんには、とりあえず通気性のいいすのこベッドを選んでおくのが安心です。しかも布団が使えて、そのまま干せるものなら、ぐーたらなお父さんにもぴったり!
ただ、すのこベッドだからカビないというわけではありません。あくまで湿気を軽減する、という目的なので、たまのお手入れは必要ですよ。
【機能】棚・コンセントは必要
仕事の形態にもよりますが、単身赴任先では食事は外ですませ、家ではテレビを見たり寝るだけという男性がほとんどでしょう。
となると、ベッド周りの使い勝手がいい方が断然快適です。
ちょっとした棚があれば、メガネやたばこ、目覚まし時計を置くことができます。スマホ用やタブレット用のコンセントがあれば、寝る前のメールチェックなどにも便利です。
【サイズ】奥さんが来た時のことも考える
単身赴任先には、奥さんが会いにくることもあるでしょう。ご主人のために料理を作り置きしてくれたり、掃除をしてくれたり。
奥さんのありがたみを感じるひと時です。
単身赴任先が遠い場合は、奥さんが泊まる回数も増えるでしょうから、セミダブルのサイズを選ぶという選択肢もあります。
1人の時は広々と寝られますし、二人でもぎりぎり寝られるサイズなのでおすすめです。
(参考)ベッドのサイズの選び方【分かりやすいイラスト&一覧表付き】
【収納】ベッド下の収納は少なくてOK
男性の一人暮らしは、洋服などそうかさばるものはありません。ただ、洋服以外にも細々としたものを収納するために、チェストを1台用意しておくと便利です。
そうなると、ベッドに引き出しなどの収納スペースまで必要なくなるんですよね。なにより、収納付きベッドは値段も高くなってしまいます。
単身赴任の男性には、シンプルな収納無しのベッドの方がおすすめです。
もちろん洋服が多いおしゃれなお父さんの場合は、収納スペースはたっぷり要りますので、必要に応じて選ぶといいでしょう。
【移動】次の赴任先に引っ越しやすいものを選ぶ
転勤が多く、あちこちに単身赴任される場合、引っ越しやすさもポイントとなります。「組み立て・解体がしやすい」ということですね。
引き出しや跳ね上げ式など、収納付きベッドは組み立てや解体が大変です。できるだけシンプルな造りのものがいいでしょう。パイプベッドなら、荷物もかさばりませんので引っ越し費用も安くつきます。
ちなみに、IKEAのベッドは分解するとねじ穴がゆるんだりすることが多く、引っ越し業者に分解や組立を頼むことはできませんのでご注意を!
IKEAのベッドの評判は?品質や送料&引っ越し時の注意点など
【布団】ベッド+布団のスタイルがおすすめ!
単身赴任でおすすめなのは、ベッドフレームの上に直接布団を敷くというスタイル。メリットはたくさんあります。
- 先に布団だけ買っておけば、とりあえず寝床ができる
- 毎日布団をたたまなくていい
- 休みの日に布団を干すこともできる
- 床の掃除ができなくても、寝ている間ほこりっぽくならない
- 押入れがなくても大丈夫
- 安くつく
などなど。
最近引っ越し業者の人で不足で、急な引っ越しに対応してもらえなかったり、場合によってはとんでもない高額な引っ越し料金が発生するケースもあります。ネット通販でベッドを買う場合でも、即日発送のアイテムは少なく、発送にかなりの日数がかかることもありますよね。
このスタイルなら、ニトリなど近くの店舗で布団さえ買っておけばとりあえずは生活できます(笑)。あとでゆっくりとベッド選びができるというメリットもありますよ。
いろいろと注意点はありますが、ぜひ選択肢の1つに入れてみてください。
単身赴任が終わった後の処分は?
単身赴任が終われば、お父さんはまた家族のもとに帰ることになり、使っていたベッドの処分について考えなくてはいけません。
- 同僚や後輩に譲る
- 粗大ゴミに出す
- メルカリやオークションで売る
このいずれかになるでしょう。知人に譲ったりオークションに出す場合、マットレスに汗やシミがついていると結局は廃棄せざるを得なくなります。
普段からマットレスパッドで汗対策をしておくか、布団を敷くスタイルにするなど、処分時にも負担が少なくなるようにしておくといいでしょう。
レンタルという方法もアリ
いっそのこと、ベッドをレンタルするという選択肢もアリですね。一時的な住まいのためにベッドを買うのももったいない話です。
ただ、1年、2年と長くなるにつて、レンタル料金は高額になります。新品のマットレスをつけてもらうとなると、1年で5万円近くになることも!
一人暮らしの期間、レンタル料金、引っ越し費用、処分費用など、いろいろな費用のことを考えて決めることが大切です。
単身赴任のお父さんにおすすめのベッド
最後に、単身赴任のお父さんにおすすめのベッドをご紹介しておきますね。引っ越しも迫っているので、いろいろと考える時間がない、という方はぜひチェックしてください。
通気性が良いすのこ仕様フロアベッド【Breeze】ブリーズ
人気のフロアベッドに珍しいすのこ仕様のアイテムです。シンプルなデザインながら、棚・2口コンセントがついているので、機能性も抜群。どんなお部屋にも合わせやすく、おしゃれに見えるのもポイントです。
シングルサイズ&ポケットコイルマットレスのセットだと2万円以下で買えるので、お値段的にもおすすめ!
単身赴任に必要なポイントをほぼ押さえた、優秀なアイテムです。
また、急な引っ越しにも対応できる「即日発送」も嬉しいですね。
まとめ
単身赴任のお父さんは、仕事も忙しく、ストレスもたまりがち。食事や栄養の面も心配ですが、健康のために良質な睡眠をとることもとても重要です。
「どうせ短い期間のものだから、安いものでいい。」と思わずに、コスパ最強の納得のベッドを選んでくださいね。
転勤族で、家族みんなで引っ越しされる場合は以下の記事もどうぞ。
(参考)転勤族におすすめのベッド、買うなら4つのポイントに注意!