ワンルームマンションなどの狭い部屋では、布団とベッド、どちらがいいのでしょう。ベッドにするならソファベッドや折りたたみベッドなどいろいろなタイプがありますし、絶対布団!という方もいらっしゃるでしょう。
狭い部屋で寝るのに最適なのは、どちらなのか。それぞれのメリットとデメリットも含めて検証してみました。
狭い部屋で布団を使うメリット
定期的に布団を干すことで快適に寝られる
一人暮らしのワンルームの場合、窓が小さかったり、風通しが悪いところが多いですよね。玄関のドアを開けると風は通るけれど、それでは治安が悪すぎます。
そうなると、梅雨の時期や夏は湿気や汗でお部屋は湿りがちになり、男性の場合布団やマットレスにカビが生えていた、というケースも!
布団なら、マットレスよりも簡単に干せますので、定期的に風に当てて乾燥させることができます。
部屋を広く使える
布団の場合は、日中はたたんでしまっておけますので、その分お部屋を広く使えます。ベッドをはじめ家具が増えると、部屋の中を歩くスペースも狭くなりますし、ちょっとした荷物を置く場所も確保できません。
お部屋をすっきり広々と使いたい場合、布団派の方が圧倒的に多いようです。
狭い部屋で布団を使うデメリット
押入れがないと、布団が出しっぱなしになる
狭い部屋で布団を使う場合、押入れやクローゼットがないと布団は出しっぱなしになるでしょう。
ミニマリストの方は、布団や薄手のマットレスを三つ折りにして、そのまま置いている方も多いようですが、よっぽどすっきりとまとめておかないと見た目には悪いものです。
また、折りたたんだ布団を置いている場所は、つねに布団と床が密着した状態になりますので、カビも生えやすくなります。
定期的に布団が干せない、という忙しい方には不向きですね。
狭い部屋でベッドを使うメリット
ベッドの下を収納スペースとして使える
狭い部屋では、使える家具が限られてきます。ベッドを置くと、タンスや机、ソファなどは置けなくなることもあるでしょう。
その場合、収納付きベッドを使うと狭い部屋をすっきりと広く使うことができます。
最近ではクローゼットの荷物をまるごとベッドの下に収納できるような、大容量収納ベッドが人気です。いろいろな収納タイプがありますので、お部屋のレイアウトや収納するものによって選ぶといいでしょう。
ソファとして使うと、場所の節約になる
狭い部屋では、ベッドをソファ替わりにする方も多いようですね。床にべた座りしてベッドにもたれたり、ベッドの上に座って壁にもたれたり。
もちろんソファベッドを購入しておけば、両方の使い方ができますが、ソファとして使う時は上の布団などをしまわなくてはいけませんので、日常的に使うのはあまりおすすめはできません。
ある程度高さのあるベッドを購入しておき、ソファのように使う方が多いようです。
狭い部屋でベッドを使うデメリット
マットレスの手入れがしにくい
ベッドのマットレスは定期的に干したりして湿気を防ぐことが重要です。狭い部屋の場合、通気性が悪いところが多いのでそうしないとマットレスにカビが生えやすくなります。
本来なら、マットレスの向きを入れ替えたり、立てかけて乾燥させるのがいいのですが、狭い部屋だとそんなスペースはないでしょう。
狭い部屋ではそんなことを想定して、すのこタイプのベッドやマットレスの代わりに布団が使えるベッドを購入することをおすすめします。
結局狭い部屋におすすめなのは布団?ベッド?
理由をまとめると以下のようになります。
- ベッドの下に収納できるので、タンスなどの家具がいらない
- すのこタイプなので通気性がいい
- しょっちゅうお手入れができなくてもカビが生えにくい
- ある程度高さがあるので、ソファのように座ったりもできる
ただ、これはもちろんそのお部屋の狭さや、お好みの寝心地、また洋服などの収納すべき物の量によっても変わってきます。
狭い部屋でも清潔で快適に過ごせ、また自分の生活スタイルに合ったベッドをお選びくださいね。