引っ越しや新築を機に「寝室をおしゃれでカッコよくしたい!」と思う方は多いですよね。そんな時に真っ先に思い浮かぶのは「黒いベッド」ではないでしょうか。
おそらくこの記事を読んでいるあなたは、男前インテリア、インダストリアルテイスト、ブルックリンスタイル、モノトーンインテリアなどを考えているんでしょうね。黒いベッドは、そんなテイストにもとってもおすすめ!
ただ、黒という色は、使い方によっては寝室が暗く重いイメージになりますし、全体のコーディネートのバランスが悪いと、その魅力が半減してしまいます。
今あなたは、次のようなことが気になってはいませんか?
- 一般的な白い壁や天井・ブラウンの床にどう合わせたらいいか
- どんなカバーやシーツだとよりかっこよくなるか
- ベッドフレームはどんな種類がおしゃれなのか
- 部屋が暗くなりすぎないようにするにはどうしたらいいか
今回は、このような疑問を解消するために、黒いベッドを取り入れたセンス抜群のコーディネート事例と、その時に使える王道のテクニックをご紹介します。
どれもすぐにでもマネしたいものばかり。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
黒いベッドで作る上級コーディネート10選
(出典:https://roomclip.jp/photo/t2dS)
こちらは一人暮らしの賃貸マンションでの事例。もともとはよくあるベージュのフローリング、白い壁、白い天井というお部屋です。
こちらのお部屋のポイントは2つ。1つは黒い家具を揃えたなかに「抜け感」を作っているところ。
ソファの足元の空間、センターテーブルの中央のガラス、シェルフは背面がないものにすることで、黒い家具の面積が減り、重くなりすぎないようになっています。
2つ目は腰板風の壁紙。もともとかどうかは分かりませんが、こういった壁紙は簡単にDIYすることができます。お部屋全体のベースカラーをブラウン系にすることで、ワンランク上のインテリアに仕上がっています。
(出典:https://roomclip.jp/photo/eXbP)
こちらは同じお部屋の違うシーン。ベッドカバーを変えるだけで、ぐっとカジュアルな男前インテリアになっています。
ベッドは跳ね上げ式収納タイプですね。狭い部屋では、ベッド下にたっぷり収納できる跳ね上げタイプがおすすめです。引き出しタイプと違い、引き出しを出すスペースもいりませんので、スペースを有効活用できますよ。
(出典:https://roomclip.jp/photo/tAR7)
こちらは壁紙を駆使したおしゃれすぎる寝室。明るいイメージの男前インテリアです。
黒いヘッドボードがわずかに見えるくらいですが、このカラーバランスが絶妙!黒は、寝室全体をピリっと引き締めるアクセントカラーに最適なのですが、その見事なお手本ですね。
(出典:https://roomclip.jp/photo/kIyX)
ブルックリンスタイルの素敵な寝室事例。ブルックリンスタイルの代表とも言えるレンガ調の壁紙、デニム風のベッドカバーがおしゃれです。
そして黒いパイプベッドを使うことで、アイアンテイストを取り入れているのもポイント。足元にちらっと見える黒が、全体のバランスを見事に引き締めています。
(出典:https://roomclip.jp/photo/hhGA)
こちらは、ホテルライクな寝室 でもご紹介した事例。黒いレザーベッドがお部屋全体に高級感をもたらしています。
モノトーンインテリアの場合、この写真のような大胆で優雅な柄のシーツを取り入れると、無機質になりがちな寝室が洗練されたイメージになります。その時に黒いフレームは引き締めカラーとしてバツグンの威力を発揮してくれるのです。
IKEAのペンダントライトもおしゃれですね。
(出典:https://roomclip.jp/photo/ryLo)
かなり黒の面積が多い寝室です。とにかく黒が好き、という方にはとても参考になるのではないでしょうか。
こちらの事例の一番の特徴は、超シンプルなベッド周りと、デザイン性のあるセメント風壁紙。そして1つだけ置かれたイエローのクッションです。
お互いがお互いを引き立て合い、それぞれの特徴を生かすコーディネートとなっていますね。こんな風に真っ黒い無地のシーツを思い切って取り入れるのもおしゃれですね!
こちらの写真は、黒い木製フレームと異素材のスチール脚と組み合わせたベッドの事例。黒い木の脚を取り付けた時と比べると、よりフレームの黒が印象に残ります。
アイアンやスチールの素材は、NewYorkやブルックリンスタイルでもよく使われるアイテム。また、ヘッドボードがないデザインは、窓際を開放的に見せる効果もありますよ。
こちらは同じベッドを女性用にコーディネートした事例。マットレスの幅をフレームよりも狭くする「ステージベッド」にしているのもポイントです。直線的なイメージと、柔らかいフェミニンな印象の小物をミックスさせた、上級テクニックですね。
ステージタイプなら、黒い色を好きな風に見せることができますし、ちょっとした飲み物やお手入れグッズを置くのにも便利ですよ。
海外インテリアや大人フェミニンなスタイルに憧れる女性の方、ぜひ真似してみてくださいね。
デザイナーズマンションでは、壁がコンクリートの打ちっぱなしになっているところも多いですよね。また、床が暗い色のお部屋もあるでしょう。その場合は黒いフロアベッドを置いてみるのはいかがですか?
黒っぽい床とフロアベッドが同化したような、不思議と落ち着いた空間ができあがります。こちらの黒いベッドでは、さらに両サイドについた照明が間接照明となり、超絶おしゃれなお部屋に。
また、フロアベッドにするならソファもロータイプにするなど、全体を低くまとめるのがポイントです。その分黒の面積も少なくなりますし、圧迫感がなくかつ洗練されたインテリアが完成します。
こちらは、もともと床までもが白いお部屋。こういった場合は、黒やグレーのラグマットを敷くと、簡単にかっこいいイメージにチェンジできます。
ありきたりの茶色いフローリングがイヤ、という方にもおすすめのテクニック。ラグのカラーは、黒が引き立つグレーやグレーベージュがおすすめです。
黒いベッドでおしゃれな寝室を作る王道テクニック
黒い色は脇役的に使う
寝室のイメージを決めるのは、たいていの場合、ベッドカバーの色であったりカーテンやラグマットの色です。寝室をコーディネートする場合は、まずはそれらの色をどうするか決めましょう。
そこに黒いベッドを取り入れる場合、あくまで「ベッドカバーの色味を引き締めるために黒を使う」といった考え方をするのがポイントです。
最初から黒をメインに考えていくと、おしゃれな寝室を作るのは難しくなりますよ。
黒の面積が25%以上にならないようにする
インテリアのカラーコーディネートを考えるとき、内装や家具、小物にいたるまで色の調和をはかることが重要です。
その時の色の配分のコツは「7:2.5:0.5」が理想です。
特に初心者の方は、まずインテリアで使いたい色を「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つに分け、その配分を70%、25%、5%で考えてみましょう。
「ベースカラー」は壁や天井や床。「メインカラー」はベッドなどの家具やカーテン。「アクセントカラー」はクッションなどの小物になります。
寝室でメインカラーを黒にした場合、その面積が多すぎると重苦しい雰囲気になり、安眠のさまたげになることもあります。ベッドや家具に黒を使う場合、全体の中で25%~30%におさまるようにすると、暗くなりすぎることもありませんよ。
寝室の壁紙を変える
黒いベッドは、それだけで存在感もありかなりおしゃれなアイテムです。なのにいまいちおしゃれな寝室にならないのは、お部屋の壁がのっぺりとした白であることが原因です。注文住宅でない限り、ほとんどのお部屋は白かベージュ系の単色の壁が多いでしょうから。
上記の事例でもあったように、セメントやレンガ調の壁にするだけで、黒いベッドの印象は劇的に変わります。また、白い壁の下半分を隠すような腰壁(腰板)を取り入れるのもおすすめ。
まずは簡単にDIYできる壁紙を購入し、寝室の壁を変えてみましょう。黒いベッドを取り入れた寝室には、最も効果がありますよ。
フレームの素材をインテリアテイストに合わせる
黒いベッドは、チラリと見えるフレームやヘッドボードが全体のアクセントになることがほとんど。そのため、フレームの素材にはとことんこだわってください。理想のインテリアテイストに合わせるのが基本です。
モダンテイストやホテル風にしたいならレザー素材、ブルックリン風にしたいならスチールやパイプ、男前スタイルならシンプルな木製のものにするといった感じでOKです。たいていの場合、ベッドカバーや枕などで隠れますので、高級な素材のものを選ぶ必要はありませんよ。
まとめ
黒いベッドは、カッコイイ寝室を作るにはテッパンのアイテム。実際に、20代、30代のインテリアにこだわる方にとてもよく売れています。
ただ、同時にインテリア全体のコーディネートがうまくできないと、その魅力が生かし切れません。
こちらでご紹介した事例やテクニックを駆使して、おしゃれでカッコイイ寝室を作ってくださいね。