新社会人や大学入学で一人暮らしをすることになったとき、まず悩むのがベッドのサイズではないですか?
シングルにするのか、セミダブルにするのか。
というのも、一人暮らしの場合はワンルームや1Kの部屋が多く、広さも6畳くらいの狭い部屋が多いから。大きめのベッドで寝たくても、置く環境によっては無理なこともありますよね。
それでもセミダブルにしたい場合、以下のようなことが気になるでしょう。
- 部屋が狭くならないか?どのくらいの広さの部屋なら大丈夫か
- 寝心地はシングルとそんなに変わらないんじゃないか?
- 恋人が来たとき一緒に寝れるか
- セミダブルベッドのレイアウト方法
- どんなタイプのセミダブルがおすすめか?
こういった疑問について考えながら、一人暮らしにセミダブルはどうか、お答えしていきます。
目次
結論から言うと、セミダブルがおすすめ!
私が大学で一人暮らしをしていたとき、ワンルームの部屋は5畳しかなく(せまっ!)迷うことなくシングルサイズのベッドを使っていました。その時には、セミダブルというサイズがあることすら知らなかったかも(笑)。
身長164cm、体重48キロだった私にとって、シングルサイズで何の不便も感じていませんでした。
ただ、ある日急に学校で体調が悪くなり、近くに下宿している友人の家に泊めてもらったことがあるんです。その子が使っていたのが、セミダブルサイズのベッド。
「ベッドが広いと気持ちいい!」それがその時の感想です。
ちょっと手を広げた時にも、手の周りに余裕があるのが、なんとなくわかるんです。いつもと違い、自然に手を広げて寝ていたんでしょう。かなりリラックスできました。
びっくりでした。
実は、熟睡の基本姿勢は「大の字」で寝ること。
寝ている時は筋肉が緩んでいて、体を支える力が働かないため、できるだけ広い面で体重を受け止める方が神経を圧迫したり、血行を妨げることがないんだそうです。
ということで、個人的には絶対セミシングルがおすすめです。
ただ、部屋の広さの問題もありますよね。それを見ていきましょう。
セミダブルは何畳くらいの部屋なら大丈夫か
セミダブルのベッドのサイズは幅120cm、長さ195cmが一般的です。(棚付きのものだと、長さは10cmほど長くなります。)
いろいろな部屋のサイズで、シングルとセミダブルを置いたときのサイズ感を見てみましょう。
4.5畳、5畳の部屋には無理
この図のように、4.5畳や5畳くらいの部屋にはセミダブルはかなり窮屈ですね。センターテーブルを置くことを考えると、座るスペースがなくなります。
この場合は、寝心地がどうとかいう前に、生活スペースの確保が大事。少しでもゆとりが欲しいなら、迷わずシングルサイズを選びましょう。
6畳の部屋なら大丈夫!
6畳の場合、部屋の長辺とベッドの長辺を合わせることができます。そうなると、ベッド横に140cm~160cmの空間を作ることができます。これだけのスペースがあれば、テレビ台とテーブルを置いても十分に座るスペースが確保できます。
となると、ゆったり寝られるセミダブルがおすすめ!
この6畳というサイズが、セミダブルを選ぶ分岐点になるでしょう。
7畳、8畳以上の部屋ならレイアウトが楽しめる
こちらは8畳の部屋のイメージです。7畳の場合は長方形の部屋が多いですが、8畳になると、正方形に近い形の部屋が多いでしょう。そうなると、レイアウトの幅もぐんと広がりますね。
もちろんベッドはセミダブルがおすすめ。男性なら、ダブルベッドでもいいくらいです。
ソファやパソコンデスク、こたつテーブルなど、家具のバリエーションも増やせます。
シングルと比べた場合、寝心地はどのくらい違うのか
では、シングルと比べた場合、寝心地はどのくらい違うのでしょう。もしもそこまで違わないのなら、シングルでもいいですもんね。部屋が広く使えますから。
セミダブルは、シングルと比べると幅が約23cm広いです。
(参考)ベッドのサイズの選び方
私の体験談でも書きましたが、23cm違うだけでも、手や足の周りのゆとり感はかなり違います。
また、寝返りをよく打つ方にとっては、がぜん安心感が違います。ベッドから落ちる回数も減るでしょう。
ゆったりと寝たい方、寝返りをよく打つ方、大柄な体格の方にとっては、シングルとの違いはかなり大きいといえますよ。
恋人が来たとき一緒に寝れるか
一人暮らしでは、彼や彼女が泊まりにくることもありますよね。その場合、サイズ的にはギリOKというところでしょうか。どちらかが体格が大きい場合は、窮屈でぐっすり眠れないこともあるでしょう。
お泊りの頻度にもよります。よく彼や彼女が泊まりに来る場合は、セミダブルではストレスがたまるかもしれませんね。部屋が広めの場合は、思い切ってダブルベッドにするのもおすすめです。
6畳でも広く見せるレイアウトのコツ
こちらでは、6畳の部屋にセミダブルを置いた時のレイアウトについて考えていきます。
(7畳、8畳の部屋では余裕があり、とくにレイアウトに困ることはありませんので省略!)
最初に必要な家具を書き出しておく
一人暮らしの場合、実家暮らしの時にはいらなかった家具も必要になります。最初にそれらすべてを書き出しておきましょう。
- テレビボード
- チェスト(たんす)
- 食事用のテーブル
- 冷蔵庫
- 食器棚(レンジ台)
- パソコンデスク(なくても可)
- ソファ(なくても可)
などなど。
ただ、6畳だとスペースに限界があります。ソファなどは本当に必要かどうか見極めることが大切。すべての家具のサイズを計りながらイメージしていくことが、レイアウトに失敗しないコツです。
家具は低めに揃え、直線的なレイアウトにする
(出典:https://roomclip.jp/photo/reuu)
こちら、6畳のワンルームにセミダブルベッドを置いた実例写真です。6畳とは思えないほどすっきりと広く見えますよね!
ポイントは、すべての家具がほぼ同じくらいの高さに統一されていること。しかも低め。
あとは、ベッド、テレビ台、テーブル、ソファが直線的にレイアウトされていることです。イームズのチェアやラグに少し丸みを取り入れることで、柔らかさを演出しています。
(セミダブルといいつつ、ステージタイプのベッド
なので、マットレスはシングルサイズでしょう。フレームの印象だけ見てくださいね。)
どんなタイプのセミダブルがおすすめ?
最後に、一人暮らしには、どんなタイプ(種類)のセミダブルがおすすめかをご紹介します。
跳ね上げ収納タイプ
ベッド下が丸々収納スペースになるタイプ。セミダブルだと、シングルよりもたっぷり収納ができ、便利です。
マットレスごと上に持ち上げるため、引き出しを出すためのスペースも必要ありません。一番部屋を有効活用できる収納ベッドといえるでしょう。
ヘッド部分がスリムなベッド
頭の部分に棚やボードがないか、またはスリムなタイプ。ヘッドが1枚の板のようになっているものを、パネル型ベッドとも言います。
ベッドの長さがとても短く抑えられるので、その分レイアウトの幅が広がります。
スリムな棚付きのベッド
スマホやメガネ、お手入れアイテムなど、寝る前に必要なものがちょっと置けるくらいのスリムな棚がついたベッド。実は全く棚がないと、結構不便なこともあります。とくにスマホの充電くらいは枕元でしたいですよね。
最近では、とても機能的でかつコンパクトな棚付きのベッドが増えてきました。デザインも豊富なので、比べてみる価値はありますよ!
(参考)ベッドの頭の棚は必要?マジで使えるおすすめの棚15選
フロアベッド
床にべた置きするタイプの低いベッド。高さがないので、部屋を開放的に広く見せる効果があります。
ただ、他の家具も低く揃えないとちぐはぐな感じになり、かえって統一感のない印象になるというデメリットもあります。
マットレスベッド
マットレスに足がついただけのベッド。脚付きマットレスとも言います。無印良品でもよく売れているベッドです。
とてもコンパクトですし、引っ越しの時など、分解も簡単なのがメリットです。価格も安い!
まとめ
一人暮らしでセミダブルはOKか?答えはイエスですが、次のようなことが注意点となります。
- 部屋の広さは6畳以上がおすすめ
- ゆったりと寝たい方、寝返りをよく打つ方、大柄な体格の方にとっては、シングルよりも寝心地のよさが実感できる
- 恋人と一緒に寝ることはできるが、しょっちゅうだとキツイ
- 6畳の部屋でも広く見せるには、家具を低く揃え、直線的な配置にする
- ベッドの種類を選ぶことで、セミダブルでもより快適に使える
シングルにするかセミダブルにするか、迷っていた方の参考になると嬉しいです。