店頭やネットで「このベッド最高におしゃれ!」と一目ぼれをして買ったのに、いざ部屋に置いてみたらなんだか残念なことに…という経験をする方は多いです。
それは、ベッドを置く部屋のイメージや、他の家具との調和がとれていないから。
寝室のインテリアは、ベッドリネン・カーテン・ラグなどのファブリック系の素材と、照明・その他の家具で決まりますが、その中央に位置するのがベッド。
今回は、そのベッドについて、おしゃれなベッドを選ぶコツなどをご紹介していきます。
ですがその前に!
よくある失敗例も合わせてご紹介しておきますね。
「あるある~」と思った方は、そのあとのベッド選びまでしっかりとお読みください。
目次
おしゃれ感がなくなる失敗例
1. 機能性を重視しすぎる
ベッドに機能性を求めると、実はおしゃれ感がなくなることが多いです。
コンセント、ライト、引き出し、フラップ扉など、ベッド周りには便利な機能がたくさんありますが、それらを重視しすぎるとなんだかダサい寝室になってしまうんです。
例えばこんなベッド ↓
上記であげたすべての機能がそろっているのですが、あたりさわりのない無難なデザインで、「おしゃれ!」というイメージではありませんよね。
ところどころフレームに段差があるのも、直線的なイメージがあるわけでもなく、中途半端な印象です。
ただ、このベッドに関しては、いっそのことフラップ扉や棚の周りを和風に仕上げると、ぐんとおしゃれになるでしょう。
和の家具は、木の組み合わせ感があるほど雰囲気が出ますし、漆黒の色を生かして古民家風な寝室に合わせるととびきりおしゃれなベッドに生まれ変わりますよ。
2. 安っぽい素材
ネット通販で海外製の安いベッドを買うと、フレームの素材の粗雑さが目につき、おしゃれとは程遠い印象になってしまいます。
「おしゃれ」という言葉に必要なのは「こだわり」。ずっと愛着をもって使えるかどうかも大事ですよね。
予算が少ないなら、安くてもいいものを時間をかけて探すことも必要ではないでしょうか。
3. ヘッドボードのデザインに一目ぼれして即決!
ヘッドボードのデザインがおしゃれなベッドに一目ぼれしたことはありませんか?
私はあります(笑)。
1枚板で木目がとってもおしゃれなヘッドボード。こんなボードがあれば大人っぽくてナチュラルモダンな部屋になりそう!と思って即決。ちょうど、この記事の冒頭のイメージのベッドでした。
ただ、横に置いていたチェストとのバランスが悪く、またラインがあまりにもシャープすぎて、そこだけ浮いたイメージになってしまったのです。
ヘッドボードのデザインは、ベッド選びの中でも重要なポイントですよね。
ただ、それだけにそのデザインをどう生かすかまで考えて選ばないと、私のような失敗をしてしまいます。ぜひ覚えておいてくださいね。
おしゃれなベッドの選び方
では、おしゃれなベッドの選び方のコツを見ていきましょう!
1. インテリアのスタイルに合ったものを選ぶ
これは一番重要なポイントです。
いくらフレームやベッドそのもののデザインがおしゃれでも、インテリアのスタイルに合っていなければ、効果は半減してしまいます。
インテリアのスタイルはみなさんそれぞれ。モダン、ナチュラル、和風、ミッドセンチュリー、インダストリアル、塩系、ブルックリン、アンティーク、姫系など好みによって決まりますよね。
そのスタイルに調和するベッドを選ぶことを忘れてはいけません。
そのために重視するポイントは「フレームの素材とカラー」です。
ブルックリンやインダストリアルスタイルなら、スチール素材やグレイッシュなカラー。北欧風なら、パイン材やナチュラル系のカラーの木材。モダンスタイルなら、レザーや黒・白といったカラー、など。
フレームの素材とカラーをしっかりと見極めるだけでも、ぐんとおしゃれなベッドが選べるようになります。
2. ベッド周りの空間を大事にする
デザインがおしゃれなベッドでも、狭い部屋にきつきつの状態で配置すると、そのデザインが死んでしまいます。
ある程度の空間があってこそ、ベッドのおしゃれなデザインは生きてくるもの。
寝る人数に合わせたベッドのサイズを選ぶことも大切ですが、ベッド周りの空間をどのくらい生かせるかも合わせて考えるようにしてくださいね。
3. ベッドリネンなどのファブリックのデザインが生かせるフレーム
ベッドを選ぶとき、布団カバーやシーツ、また下に敷くラグなどのファブリックとのバランスを考えることが大切です。
寝室においては、ファブリック(布地)の占める面積は一番大きく、インテリアの主役にもなります。
寝室インテリアを考えるにあたり、ベッドリネンのデザインから入るのもいいですね。
とびきりおしゃれなベッドリネンなら、そのデザインを邪魔しない、シンプルで控えめなフレームがおすすめです。
また、単色でシンプルなリネンなら、ヘッドボードの木目やデザインにこだわり、そこにインパクトを持ってくると、バランスの取れたおしゃれなイメージに仕上がりますよ。
まとめ
おしゃれなベッドを選ぶということは、「おしゃれな寝室を作る」ということ。
ベッドだけに目を向けるのではなく、どんなスタイルの部屋に、どんな空間を作るのかを考えて選ぶと失敗も少なくなります。
もちろんベッドでは「寝心地」も重要なポイント。見た目のおしゃれさにこだわりつつも、寝心地にこだわるのも、インテリア上級者になる近道です!