非日常的で優雅なホテルライクインテリア、女性の憧れですよね。何度みても飽きないラグジュアリーな空間があれば、毎日の生活にも潤いが出るはずです。
ただ、自分の部屋で実現したくても、どうしても生活感が出てしまってうまくいかないことも多いでしょう。高額な家具を買いそろえるのもいいですが、予算の問題が出てきます。
今回は、自宅でも簡単にできるホテルライクな寝室の作り方をご紹介します。ちょっとしたアイディアや、ホテル風のアイテム使いで、生活感のない優雅な空間を作ることができますよ。
また、実際に自宅のベッドルームをホテル風にアレンジしたおしゃれな寝室事例もご紹介します。真似したいテクニックが満載です!ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ホテルライクな寝室の作り方
ハイセンスなデザインのベッドを選ぶ
ホテルライクな寝室を作るには、まずはベッド選びから。おすすめなのはレザーベッドで、キルティング加工してあるものや、美しい曲線を描いたヘッドボードは、それだけで「普通の部屋じゃない」というイメージを作ることができます。
レザーベッドは一見高額に思えますが、フレームのみならネット通販で安く手に入れることも可能です。
寝室の主役となるアイテムですので、じっくり吟味してくださいね。
ベッドスローをかける
高級ホテルに泊まると、必ずといっていいほどベッドの足元にかけられているベッドスロー。フットスローとも言われ、これをかけるだけでぐっとホテルライクな寝室に生まれ変わります。
出典:RoomClip
これなら簡単に取り入れられますし、海外で安く布を買って手作りするのもおすすめです。季節ごとにカラーやデザインを買えると、一年を通して優雅な雰囲気を楽しめます。
トスピローを並べる
こちらも海外のリゾートホテルではよく見られますよね。トスピローとは、トスクッションとも呼ばれる小さい枕のこと。これをいくつも並べることで、ホテルライクな寝室に生まれ変わります。
上質な白いリネンの上に、サテンや刺繍が入った小さい枕をセンスよく並べると、非日常的な空間に。ベッドの上で読書をしたりする時にも、腰当てになるので楽チンです。
最近ではニトリなどでも安くてとてもおしゃれなトスピローが売られていますので、いろいろなデザインを楽しむことができます。
ベッドスカートで生活感を隠す
ベッドの足元を隠してくれるベッドスカート。ホテル風の寝室や海外のゲストルームにもよく見られますよね。
ラグジュアリーなイメージだけでなく、引き出し収納などの生活感のあるものを隠してくれるのが一番のメリット!また、ベッド下にホコリがたまるのを防ぐ効果もあるんですよ。
フレームに取り付けるものや、ベッドカバーと一体になっているものがありますので、こだわって選んでみてくださいね。
デュペスタイルを取り入れる
ホテルのベッドって、掛布団のシーツがしっかりとマットレスとフレームの間に挟み込まれていますよね。あれをもっとふんわりとベッドメイキングしたものが「デュペスタイル」です。
出典:https://roomclip.jp/photo/cdLC
「デュベ」とはフランス語で「羽毛布団」という意味です。羽毛布団を一回り大きめのシーツでくるみ、余った部分をサイドや足元に織り込むことでデュペスタイルが出来上がります。
自宅でもホテルのようなベッドメイキングができ、かつ窮屈さもないので、最近じわじわと人気を呼んでいます。
フットベンチを置く
ベッドの足元に置くベンチです。海外のリゾートホテルでは必ずと言っていいほど置かれていますよね。
自宅に取り入れるなら、写真のようなシンプルなベンチを代用してもいいですし、DIYすることだって可能。普通の寝室がぐっと格上げされますよ。
(参考)フットベンチとは?その役割と自宅でも使えるおしゃれな実例13選
小ぶりなシャンデリアを取り付ける
格式ある古いホテルに見られるシャンデリア。自宅の寝室に取り入れるなら、小ぶりで上品なシャンデリアがおすすめです。フレンチシャビーなインテリアやアンティーク調の寝室にぴったり!
本来、上質な睡眠のためにはベッドの上には照明は取り付けないほうがいいのですが、小ぶりなシャンデリアなら、灯りも柔らかいですので大丈夫。何より、お気に入りのアイテムを見ながら眠りにつくのは、いい睡眠をうながす効果もあるのです。
上質な素材のベッドリネンにこだわる
ホテルライクな寝室にするには、シーツの素材にぜひこだわってみてください。上質なリネン(麻)やシルク(絹)のシーツを使うだけでも、その空間が生まれ変わります。
もちろん肌触りがいいと上質な眠りにもつながります。ホテルでぐっすり眠れるのは、広くて優雅な空間だけが理由ではなく、直接お肌に触れる素材がいいからなのです。
おすすめは真っ白。きちんと洗濯された清潔なシーツで心までほぐしてくださいね。
両サイドに間接照明を置く
ホテルの写真を見ると、ベッドの両サイドに小さいフロアスタンドやテーブルランプが置かれています。いわゆる間接照明を使い、柔らかく落ち着ける空間を作り出すテクニックです。
もちろん1サイドだけでもいいのですが、スペースがあるならベッドの両サイドに対照的になるよう置いてみましょう。
ベッドスペースが両端から柔らかく照らされ、特別な空間になります。
置き方としては、ベッドの上部からスタンドタイプのライトを取り付ける、足もとにフロアライトを置く、サイドテーブルの上にテーブルライトを置く、など高さによってもイメージが変わります。
寝室が狭い場合は、間接照明の種類や置き方にも工夫してみてくださいね。
枕元にアートを飾る
おしゃれなアートは、ホテルライクな寝室には欠かせないアイテムです。大小サイズの違うアートをおしゃれに並べてベッドのヘッドボードの上に飾るのがおすすめです。
よりゴージャスにしたいなら、ゴールドの額縁に入った絵を飾るといいでしょう。アンティークな雰囲気にもおすすめです。
こだわりのチェアやサイドテーブルを置く
ベッドの傍らに、お気に入りのチェアやおしゃれなサイドテーブルを置く。実用性の高いアイテムをオブジェのように使うテクニックです。
ホテル風の寝室には、棚やコンセントがついた生活感のあるベッドは不向きです。そのためにもベッド周りにチェアやサイドテーブルを置いて、そこに生活アイテムを置くようにするとおしゃれですよ。
チェア1脚だけなら、少々高くてもいいものを買ってみてください。ベッド本体を高級なものにすると、かなりの出費となりますが、ベッド周りのアイテムなら、少しずつでも唯一無二のものを揃えていけますよね。インテリア上級者がよくやるテクニックです。
参考にしたい寝室事例
ここからは、上記のテクニックを取り入れた寝室事例をご紹介します。
「自分の家もこんな風にホテルっぽくできるんだ」というような、簡単に真似できるアイディアももりだくさんですよ。
出典:https://roomclip.jp/photo/tqvf
まるでヨーロッパのアンティークなホテルの一室のよう!大好きなホテルのようにしたいと思ったのがきっかけで、こんなに素敵な寝室ができあがったのだそう。
チラリと見える白いレザーベッドが上品さを格上げしています。ブルーがアクセントカラーですが、シャンデリアやゴールドの額縁を飾ることで女性らしいフェミニンな雰囲気が漂っています。
出典:https://roomclip.jp/photo/cdLC
まるでリゾートホテルのようなオシャレですっきりとした寝室。ありがちなシンプルな家具を使っていますが、最近のホテルで人気の「デュペスタイル」を取り入れているのがポイント!
1人用ソファとセンターテーブルのレイアウトも、ホテルっぽくてぜひ真似したいテクニックですね。
出典:https://roomclip.jp/photo/DjgM
こちらはブラウンとグレーベージュを取り入れた、アンティークで優雅な寝室。中世ヨーロッパのホテルのようですね。壁紙に淡いダマスク柄を取り入れているのもポイントです。
ベッドカバーからチラリと見えるスカートが、フェミニンで女性らしくて…思わず見入ってしまいます。グレーベージュの色遣いが絶妙!ぜひ真似したいテクニックです。
出典:https://roomclip.jp/photo/tFNr
RoomClipでも話題の寝室写真。ありがちな白いベッドを2台並べてツインベッドにし、トスピローを飾るだけでもホテルっぽくできる秀逸な事例です。
よくあるブランケットをベッドスロー(フットスロー)として使っているようですが、簡単なようでなかなか思いつかないアイディアです。間接照明の柔らかい光もムード満点ですね。
出典:https://roomclip.jp/photo/tMIc
こちらは、なんと実家の和室をリフォームした寝室なのだとか!ウッドカーペットを敷いて洋風にする事例はよくありますが、丸みのある黒いアイアンのフレームにこだわることで、統一感のあるアンティーク調のベッドルームに仕上がっています。
小さいベッドながら、トスピローやベッドスカート、ベッドスロー、アート額縁など、ホテルライクに必須のアイテムをふんだんに取り入れることで、こんなにうっとりするようなお部屋になるんですね。
出典:https://roomclip.jp/photo/cq9e
水色と白のカラー使いが素晴らしい寝室ですが、一番目を引くのは、ラグジュアリーなデザインのキルトカバー。実際のベッドよりも大きいサイズのカバーを使うことで、スカートの役目も果たしてくれます。
手前に置いた真っ白いフットベンチも上品ですね。
出典:https://roomclip.jp/photo/hhGA
広い部屋を贅沢に使ったシンプルモダンな寝室。黒と白を基調に、大胆な柄のベッドカバーでホテルのような優雅な雰囲気を作り出しています。
大人気のIKEAのペンダントライト「マスクロス」ならシャンデリアにも引けをとらない存在感です。
まとめ
「ホテル=ベッド」というイメージってありませんか?
ホテルライクなインテリアを目指す場合、寝室の模様替えは必須です。
今回は、ホテルならではのアイテムやベッドリネンなど、ベッド周りを手軽にホテルっぽくできるアイディアを厳選してみました。
これらすべてを使うのではなく、どれか1つを取り入れるだけでも寝室のイメージが変わります。1日の約1/4を過ごすベッドルーム。ゆったりとくつろげる最高の場所にしてくださいね。
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