転勤族の方にとって、家具は引っ越しのことも考えて選ばないといけませんよね。大きいベッドとなるとなおさらです。
「気に入った家の間取りには、今あるベッドが入らない」「一応入るけどクローゼットが開けられなくなる」なんていうケースもあるようですね。
今回は、引っ越しが多い転勤族の方におすすめのベッドについてご紹介します。お子さんが小学生くらいになると、単身赴任という選択肢もあるでしょうが、ここではご夫婦で一緒に引っ越しするケースについて考えていきましょう。
目次
そもそも転勤族にベッドは必要?
そもそも転勤族にはベッドは必要なのでしょうか。
転勤の周期にもよりますが、ベッドを買うべきなのか、買わずに布団で済ますべきなのかも悩むところです。
まずは、転勤族の方がベッドを買うメリットとデメリットを見てみましょう。
転勤族がベッドを買うメリット
慣れない仕事でたまった疲れを取りやすい
布団ではなくてベッドで寝たい!という方は多いです。自分に合った寝心地のマットレスで寝ることは、1日の疲れを取り、翌朝気持ちよく目覚めることにつながるからです。
特に転勤族の方は、新しい環境になり、知らず知らずのうちにストレスをかかえてしまうことが多いもの。気がつけば疲れが溜まってしまってたりしますよね。
そんな時に寝心地のいいベッドで寝るのはとても大切なことです。毎日の仕事の疲れを解消しやすくなりますよ。
布団の上げ下ろしをしなくていいのも楽チンです。
布団をしまうスペースが要らない
最近の部屋の間取りは、押入れがないところも多いようです。
布団派の方の場合、押入れのようなスペースが必要ですが、それがないためにベッドで寝ているという方もいらっしゃいます。
布団と違い、押入れがなくても大丈夫ですし、備え付けのクローゼットも有効に活用できますね。
転勤族がベッドを買うデメリット
ちょうどいい部屋や間取りを探すのが大変
転勤が決まるとまずしなくてはいけないのが部屋探し。その際に考えなくてはならないのは「ベッドが入る部屋があるかどうか」というところ。
たとえ入ったとしても、クローゼットが開かなかったりドアが開けにくかったりと、ベッド周りのスペースが十分に確保できないこともあります。
また、階段やドアを通れるかどうかのチェックも必要です。できればベッドは洋室に置きたいでしょうが、和室じゃないと無理、なんていうこともあるかもしれません。
ちょうどいい間取りの部屋を探すのも大変のようですね。
会社からの補助が受けられないことがある
もし、ベッドが入る部屋や、気に入った間取りの部屋が見つからなければ、少しランクの高い部屋を選ぶことにもなるでしょう。
そうなると、会社からの引っ越しや家賃の補助が受けられなくなることもあります。
これは痛い!
なんとしても避けたいところです。
引っ越し代が高くなる
ベッドは大きい家具なので、引っ越し用のトラックのサイズも大きくなり、送料も高くつきます。
搬入する際の通路のことや、玄関口をそもそも通れるのかどうか、という点も重要です。もし通路を通れなければ、クレーンを使って窓からの搬入が必要になり、さらに費用は高くなるでしょう。
引っ越しの際に傷がつくことがある
例えば、質のいいお気に入りのベッドを購入したとしましょう。もしかしたら運搬中にベッドに傷がついてしまうことがあるかもしれません。そうなると、一気にテンションが下がりますよね。
プロに任せたとしても、傷がつく可能性は0%ではないのです。
転勤族におすすめのベッドとは
ここまで書くと、「デメリットの方が多いじゃないか!」という風に思えるかもしれません。
ただ、デメリットを理解した上で、適切なベッドを選んでおけば大丈夫です!
転勤族の方におすすめのベッドについて見ていきましょう。
大きすぎないベッド
マットレスやフレームのサイズが大きすぎると、搬入できない可能性が高くなります。
「本当は余裕のあるサイズでゆっくりと寝るのが好き」という場合でも、あなたが転勤族ならば、そのゆったり感は捨て、寝るのに必要なサイズのみを選ぶようにして下さい。
→ ベッドのサイズの選び方【分かりやすいイラスト&一覧表付き】
→ 夫婦のベッドのベストなサイズは?失敗しないサイズ選びのポイント
もし次の引っ越し先にベッドが入らなければ、「ベッドを処分しなくてはいけない」ことにもなってしまいますよ!
分解・組み立てがしやすいベッド
引っ越しをする際に毎回必要なのが、ベッドの分解と組み立て。
業者によってはサービスに含めてくれる会社もありますが、別途費用がかかるところもあります。
自分たちで組み立てる場合、複雑な作りのベッドだと大変です。引っ越しの疲れもあるのに、余計なストレスも増えてしまいます。
そうならないように、簡単に組み立てられるようなベッドを選びましょう。
ちなみに、IKEAのベッドは分解するとねじ穴がゆるんだりすることが多く、引っ越し業者に分解や組立を頼むことはできませんのでご注意を!
IKEAのベッドの評判は?品質や送料&引っ越し時の注意点など
傷が目立ちにくいベッド
引っ越しが多くなると、家具に傷がついてしまうこともあります。ブラックやダークブラウンなど濃い色のフレームだと、傷で色が剥げてしまうと傷の部分が目立ちます。
ウォルナットやナチュラルなブラウンだと、傷は目立ちにくく、またどんな部屋にも合わせやすいカラーなのでおすすめです!
2台に分割できるベッド
ご夫婦で寝る場合は、ダブルサイズやクイーンサイズ一台置くよりも、「セミシングル×2台」や「シングル×2台」がおすすめ。
なぜなら、マットレスは分解できないため、大きいサイズ1台だと部屋に入らない可能性が高くなるからです。
最近では、「2台ぴったりと並ぶベッド」や「金具で連結して使えるベッド」が転勤族の方にも人気です。マットレスもぴったりとくっつきますので、1台の大きいベッドで寝るように使えますよ。
また、マットレスが2つになると、隣の振動が伝わらないなどのメリットもあります。
ちなみに、セミシングルが2台でクイーンサイズ、シングルが2台でキングサイズになります。
まとめ
金融関係、大手メーカー、商社、医療業界の営業職(MR)、国家公務員などの仕事に多い転勤族。
職種によって転勤をする周期も違うでしょうが、早くて2年くらいで異動があるところもあります。そうなると旦那さんはもちろん、その家族にとっても引っ越しは大変なことですね。
転勤族の引っ越しは、「家具ありきで部屋を探す」ものですので、家具選びは重要なポイントです。
ベッドに関しては、まず本当に必要かどうかを考えることも大切です。
もし買うなら、転勤先に持って行けないので結局処分した、なんてことにならないよう事前に注意して選んでおきましょう。