夫婦がダブルベッドの場合、生まれてくる赤ちゃんの寝床はどうする?

夫婦のダブルベッドと赤ちゃんのベビーベッド

結婚と同時にダブルベッドを買うご夫婦は多いですよね。

うちもそうで、新婚当時住んでいたマンションでは、6畳の寝室にダブルベッドを置いて2人で寝ていました。

初めて赤ちゃんができたときに困ったのが「赤ちゃんをどこに寝かせたら一番いいのか」ということです。

  • ベビーベッドを用意した方がいいのか
  • もう一台ベッドを買い足した方がいいのか
  • 布団を使って寝た方がいいのか

など、妊娠中の方なら、今からこのようなことを悩んでいるのではないでしょうか。

この時、忘れてはいけないのは「生まれてくる赤ちゃんが、どのくらい寝てくれるかが分からない」ということです。

私の友人は、3人で一緒に添い寝することを考えて、ダブルベッドの他にシングルベッドを1台買い足しましたが、結局赤ちゃんの夜泣きがひどく、お母さんと赤ちゃんは別の部屋に布団を敷いて寝るはめになってしまいました。
1年近く、旦那さん一人が巨大なベッドでポツンと寝ていたそうです。

このように、結婚当初から使っているダブルベッドがある場合は、「赤ちゃんの寝方が落ち着くまでは、早くから次のベッドを買い足さない方がいい」と私は考えます。周りのベテランママたちもほぼ同意見です。

親子3人の寝床の考え方としては

  • 親子3人がダブルベッドのある部屋で寝る
  • 誰かがダブルベッドとは別の部屋で寝る

この2つのパターンに分かれると思います。

このことを前提に、どういった寝床のスタイルがいいのか、ご自分にあてはまるものを見ていってくださいね。

新生児のうちは赤ちゃん専用の寝具を使う

赤ちゃんと添い寝したい気持ちはやまやまでしょうが、生まれて間もない新生児のうちは、赤ちゃん専用の寝具を使うのがベストです。大人用の寝具は、大きくて重いので、万一赤ちゃんの上にかぶさると窒息死する危険もあるからです。

ベビーベッド、ベビー布団が一般的ですが、最近人気の「ベッドインベッド」も、手軽に赤ちゃんの寝床が作れるのでおすすめです。

親子3人がダブルベッドのある部屋で寝る

ダブルベッドのある寝室で、親子3人が寝るケース。旦那さんも育児参加がしやすいというメリットがあります。

生まれてすぐは、夜中の3時間おきの授乳やおむつ替えだけで、お母さんはフラフラになることもあります。私も、仕事復帰した直後は本当に大変でした。

もしそのうちの1回でも旦那さんが手伝ってくれると、どれだけ助かるか!(ミルク飲ませは積極的に手伝うという旦那さんも多いようですよ)

夫婦の愛情も深まり、いいことづくしです!

そこまで夜泣きに敏感でない方や、積極的に育児に参加したいというお父さんにもおすすめです。

寝床のスタイルは、以下のようなものがあります。

ダブルベッド(夫婦)+ベビーベッド(赤ちゃん)

ダブルベッドのお母さんの隣にベビーベッドを置いて寝るスタイル。

最近では「ベッドサイドベッド」といって、片方の柵を外して大人用ベッドとくっつけることができるベビーベッドも人気です。


(↑ ファルスカ ベッドサイドベッド)

これなら赤ちゃんとの添い寝も安全にできますし、夜中の授乳やおむつ替えも楽な体勢ですることができます。

ただ、ベビーベッドは一時的なもので、1歳になる頃には物置化する方も多いです。レンタルなどをうまく活用するのがおすすめです。

ダブルベッド(夫婦)+布団(赤ちゃん)

ダブルベッドに高さがある場合、このパターンはやめておきましょう。赤ちゃんの上に布団のホコリや繊維くずが落ちやすく、アレルギーを引き起こす可能性もあります。

フロアベッドのような、低いタイプのダブルベッドを使っている場合におすすめのパターンです。

ダブルベッド(ママと赤ちゃん)+シングルベッド(パパ)

赤ちゃんの夜泣きなどに旦那さんがあまり影響を受けないようなら、早目にシングルベッドを買い足して、みんなで寝るのがいいですね。マットレスが分かれているので、おむつ変えや授乳の際の振動がパパに伝わることもありません。

「添い乳」もしいやすく、赤ちゃんがぐずりだしたら、おっぱいをくわえさせてそのまま気絶・・・なんてのもあるあるですよね(笑)。

このケースだと、2人目が生まれた後、4人で一緒に寝るのにも最適です。お子さんが大きくなったら、シングルベッドを子供部屋に移動して使うこともできるので、とても合理的なパターンといえます。

但し、赤ちゃんがベッドから転落しないよう、安全対策はしっかりとしておきましょう。

ダブルベッドのみ(家族全員)

今あるダブルベッドで3人で添い寝するパターン。大柄な夫婦では無理ですが、小柄なご夫婦だとギリギリ可能です。

夫婦のどちらかが寝相が悪いと、赤ちゃんが圧迫される危険もあるので、十分な注意が必要です。こちらも転落防止対策は必須です。

誰かがダブルベッドとは別の部屋で寝る

旦那さんが夜ぐっすり寝られないと、翌日の仕事に支障が出てしまいますよね。そのため、旦那さんと別々の部屋で寝るというのも仕方がないことです。

ただ、旦那さんはぐっすり寝られる反面、お母さんにだけに負担がかかり、ストレスの原因になることも。夫婦でコミュニケーションをうまく取っていかないと、トラブルの原因になってしまいますよ。

またこの場合、夫婦の営みが少なくなるというデメリットも生まれます。育児のことも含め、二人でよく話し合っていくことが大切です。

ダブルベッド(パパ)+布団(ママと赤ちゃん)

赤ちゃんがベッドから落ちる心配もなく、ママとの添い寝・添い乳もしやすいというメリットがあります。

ダイニングの近くに布団が敷けるなら、夜中にミルクを作ったりするのも楽ですし、昼間も目の届くところに赤ちゃんを寝かせておけるので、安心です。

ダブルベッド(ママと赤ちゃん)+布団(パパ)

ママと赤ちゃんがゆったりと寝られ、授乳もしやすいでしょう。

赤ちゃんの落下は心配です。疲れ果てて夜中起きれないママも少なくありません。赤ちゃんが寝返りを打つようになったり、ハイハイをするようになったら、転落防止対策は必須です。

布団のみ(家族全員)

今あるダブルベッドは置いておき、3人ともが別の部屋移動して、布団で寝るパターン。

布団を買い足さないといけないというデメリットはありますが、3人が一緒に安全な場所で寝れるのは大きいですよね。

2人目が生まれてもそのままのスタイルで寝れますし、いざという時は、どちらかがダブルベッドで寝るのももちろんアリ。来客が多いご家庭にもおすすめです。

将来的にはワイドキングに買い替えることも検討する

ここまでは、どちらかというと1歳児になるまでの赤ちゃんと寝る時のことについて考えてきました。

1歳を過ぎると、寝相がどんどん悪くなったり、自分でベッドから降りたりする子もでてきます。また、2人目ができると、今度は4人でどう寝るかも考えていかなくてはいけません。

その場合、小学校高学年になるまでは親子みんなで一緒に寝たい、と願うお母さんも多いようですね。

今あるダブルベッドにこだわると、最適なスタイルが作れないことも多いので、いっそのこと一からベッドのサイズについて考えなおすのもいいですよ。

(参考)家族4人で寝るベッドの快適なサイズと組み合わせ方

まとめ

生まれてくる赤ちゃんの寝床をどうするかって、本当に悩みますよね。

できれば添い寝をして愛情を注ぎたいけれど、安全性も気になる。パパが寝不足にならないかも気になる。

二人目以降のことも考えないといけないし、部屋の広さにあうベッドを探すのも大変です。

そんな中で今回は、すでに夫婦でダブルベッドを使っている方のために、これから生まれてくる赤ちゃんとの寝床の考え方をご紹介しました。

基本的には、親子3人で一緒に寝るのがおすすめです。

ただ、夜泣きやぐずりが落ち着くまでは、両親の2人ともが育児疲れで倒れないように、別の部屋で寝ることも必要です。

時に夫婦の営みも持てるよう、二人でよく話し合って最適な方法を考えていってくださいね。

親子3人、仲良く寝られるスタイルが見つかりますように!

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